ADHD

ADHDは「注意欠如・多動症」を意味し、不注意、多動性、衝動性の3つの特性がある発達障害ですが、必ずしもこれらがすべてあらわれるわけではありません。

不注意:長時間集中できない、注意散漫など
多動性:常に動き回って落ち着きがない、大声で一方的に話すなど
衝動性:自分の感情や欲求のコントロールができずに突発的な行動をとる、思いついたことをすぐに行動に移すなど

上記のような症状が12歳になる前に、家庭や保育園・幼稚園、学校などの2か所以上の生活場所でみられる場合に診断されます。以前は大人になると自然に改善すると言われていましたが、大人にも多いことが分かってきました。

まずは家庭や学校、職場での環境整備を行った上で、必要に応じて薬物治療も行います。最近では栄養を適切に補うことも注目されています。

子どもの場合は学校など集団生活の中で改善を求められるため、先生と連携をとって周囲の理解を深めるなど、環境整備を行う必要があります。「ほめる」、「成功体験を増やす」、「落ち着ける場所を確保する」、「特性をふまえて接する」、「本人ができる工夫を一緒に探す」などのかかわり方が大切です。

大人の場合は、自身でADHDについて勉強して自己理解を深めるとともに、職場など周りにも理解してもらえるよう働きかけていくことが必要です。当事者が社会的に孤立してしまったり、周囲の人が悩みを抱えて込んでしまわないように、自助グループなど相談できる環境を整えることも一手です。