からだ健康サイエンスホーム
特 集
バックナンバー
検索
からだ健康サイエンスホーム > バックナンバー > あなたにもできる禁煙へのアプローチ

あなたにもできる禁煙へのアプローチ

あなたにもできる禁煙へのアプローチ

〈話し手〉 川合 厚子 Atsuko Kawai(トータルヘルスクリニック院長/NPO法人山形県喫煙問題研究会会長)

 「家族や友人、同僚など大切に思う人に禁煙をすすめたら嫌な顔をされた」ということはよくあると思います。結局禁煙してもらえないばかりか、禁煙して欲しいといい出しにくい雰囲気になってしまっている人も多いのではないでしょうか。
 それでも、大切な人の健康を思ったら、禁煙へのはたらきかけはあきらめずに続けたいものです。
 そこで、喫煙者に禁煙を考えてもらうためのヒントとコツを川合厚子先生にご解説いただきました。

※本記事は、武田薬報webに掲載していた当時の記事になります。

禁煙社会に向けて日本も動き出す

 喫煙という行為が喫煙者や周囲の人にとって健康の害になることは、すでに多くの科学的な研究で証明されており、世界的に見ても先進諸国を中心に禁煙の取り組みが進んでいます。
 日本における喫煙に関する年間の死亡者数は、がん死亡7.7万人、循環器疾患死亡3.3万人、呼吸器系疾患死亡1.8万人、合計すると12.9万人にものぼり、全死亡者数の約1割に相当すると推計されています1)
 それにも関わらず、日本では「喫煙者と非喫煙者の共存」というような喫煙者に寛容な空気が残っており、禁煙の取り組みを遅らせる原因になっています。
 しかし、そのような日本の現状を変える機会がめぐってきました。2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックです。この開催に向けて、タバコのない「タバコフリー2)」の社会にしようと、具体的なアクションや職場での受動喫煙防止対策の動きがすでに始まっています3)
これを機会に、タバコを吸っている大切な家族や周囲の人に少しでも禁煙を考えてもらいましょう。

1)池田奈由, 他. 国民皆保険達成から50年, THE LANCET 日本特集号: 29-43, 2011年
2)自由にタバコを吸うことではなく、タバコを根絶して全面禁煙にすること
3)東京都受動喫煙防止条例の制定を求める緊急提言(日本学術会議)

医学的にみた「喫煙」

 禁煙をすすめるために、タバコを知ることから始めましょう。
 喫煙者はどうしてタバコを吸ってしまうのか、「喫煙」のメカニズムを医学的にみていきます。
 まず知っていただきたいのは、喫煙はただの習慣ではなく「ニコチン依存症」という「病気」だということです。
 タバコを吸うと「ニコチン」という成分が体内に吸収されて、即座に脳に到達します。そしてニコチンが脳を刺激し、「満たされた」という気持ちになります。しかし約30~60分ぐらいたつとニコチンが分解・排出されてしまうため、「ニコチンがほしい」「イライラする」「吸いたい」と、いわゆるニコチン切れの症状が出てきてしまうのです。このように、どんなに意思の強い人であっても、喫煙者の心は体内のニコチン量に支配され、次のタバコに手が伸びてしまうのです()。

ニコチン依存のしくみ

ニコチン依存のしくみ

出典:日本心臓財団「禁煙のすすめ」p10
URL  http://www.jhf.or.jp/kin-en/(2015年11月16日アクセス)

見逃せない受動喫煙の害

 本人がタバコを吸っていなくても、他人のタバコの煙を吸い込んでしまうことがあります。これは受動喫煙と呼ばれ、わずかな煙の量と思っていても、健康に大きく影響していることがわかっています。
 近年PM2.5が話題になっていますが、実はタバコの煙にも非常に多く含まれており、「タバコの煙はPM2.5のかたまり」といわれることがある程です。
 2013年の年始ごろ、中国の各地でPM2.5を原因とする濃霧のような大気汚染が報道されたことは記憶に新しいかと思います。あの時の北京でPM2.5の濃度は約700μg/m3だったとされていますが、喫煙室のような閉め切った室内で喫煙した場合でそれに近い濃度、車内での喫煙は1,000~1,600μg/m3ものPM2.5にさらされるといわれており4)、条件によっては3,000μg/m3にものぼると報告している調査もあります5)
 では、喫煙所や車内など狭い空間だけに気をつけていればいいのでしょうか?実は屋外や広い室内であっても、周囲に喫煙者がいる場合は要注意です。タバコ由来のPM2.5が1μg/m3増えると10万人あたり100~600人の死亡者を増やすといわれていますが、ほんの少しタバコのニオイを感じるような時で1μg/m3、タバコの煙で目や鼻が刺激されるときでは4μg/m3ものPM2.5が増加しているのです4)。たとえベランダや玄関の外、換気扇の下や喫煙所でタバコを吸っても、出入りのときに入り込む空気や、衣服や髪に付着して持ち込まれるPM2.5があるため、周囲の人は受動喫煙による被害を受けてしまうのです。

4)受動喫煙ファクトシート2 敷地内完全禁煙が必要な理由(NPO法人 日本禁煙学会)
5)産業医学資料展示室、職域における喫煙対策「自家用車内の受動喫煙」
http://tenji.med.uoeh-u.ac.jp/smoke/index.htm(2015年11月16日アクセス)

コラム
コラム

 「PM2.5って大気汚染の原因になる化学物質の名前なんじゃないの?」そう誤解されている人も多いのではないでしょうか。PM2.5というのは特定の物質の名称ではなく、粒の直径が2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です(1μm=1mmの1,000分の1)。
 粒子が非常に小さいため肺の奥まで入りやすく、健康に影響を及ぼします。
 タバコの煙には直径2.5μg以下の粒子がたくさん含まれているため、「タバコの煙はPM2.5のかたまり」といわれています。

タバコは体に悪いのに、禁煙しないのはなぜ?

1 「止められない」自分を正当化

 調査によると喫煙者の9割以上は、「止めたい」「吸わなければよかった」という気持ちを持っているそうです。つまり喫煙者はタバコが体に悪いとわかっていながら、ニコチン依存症という病気のため「止めたくても止められない」状態なのです。そのギャップから「止められない」自分を正当化するために、「自分にはいまタバコが必要なんだ」「ストレスがたまるからタバコを吸っているんだ」などといろいろな理由をつけて、喫煙を続けてしまうのです。

2 自力で禁煙しなければならないという思い込み

 禁煙を決意して自力でタバコを止めようとすると、「イライラする」「吸いたい」といういわゆるニコチン切れの症状がつらくなって禁煙が続かず、「自分には禁煙なんてやっぱり無理」と思い込んであきらめてしまいます。自力で禁煙して成功するのは20人に1人くらいといわれています。

3 周囲の容認

 建物(敷地)内に喫煙所があったり、家族など周囲の人たちが強くいえないことは結果的に周囲が喫煙を容認していることになり、「禁煙しなくてもいいんだ」と思わせてしまいます。

誰でもできる禁煙誘導のコツとポイント

 本人がやりたくないことを、頭ごなしに「●●しなさい」と命令されたら、多くの人は抵抗を感じてしまいます。これは禁煙に関しても同じで、「タバコをやめなさい」と一方的に命令することは一般的に禁煙を促す効果が弱いといわれています。
 ではどうすればよいのでしょうか?
 喫煙者もある意味ではニコチン依存症の被害者ですから、タバコについて正しい情報を伝え、まず受動喫煙を防ぎ、自分の喫煙について考えてもらうことがポイントです。
 その時、とても大事なのは情報の伝え方です。

1 愛情を持って伝える

 人間は嫌なことをいわれると抵抗する気持ちが大きくなります。「煙たいからあっちに行って」といってしまうと、禁煙してもらうことが難しくなります。まず「あなたの体が心配なの」、「元気で長生きしてほしい」、「子供の受動喫煙が心配なのでちょっとお願い」など、相手を思いやる言葉にタバコの情報を『愛情のサンドイッチ』にして、相手が嫌がらないように情報を伝えましょう。

2 禁煙に対するハードルを下げる

 ニコチン依存症は病気なので、OTC医薬品や医療機関で治療することもできます。
 「禁煙は自分の意思の力でやるものだ」と思い込んでいる人も多く、禁煙に対するハードルを自ら高くしてしまったり、自力で禁煙に挑戦し失敗した経験から禁煙をあきらめてしまっている人もいます。そんな人には「禁煙は、意外と楽に確実に、少ない費用でできる方法がある」ということを教えてあげましょう。そうすると「そうなのか、ちょっと禁煙を考えてみようかな」となることも多いのです。その時に伝えるポイントは、「楽に」「確実に」「少ない費用」の3点です。
 また、いきなり完全な禁煙を求めると、相手によっては重荷に感じられてしまうことがあります。そのような場合は、簡単なことからでも「まずはチャレンジしてみよう」という意思を引き出し、第一歩を踏み出したことを褒めてあげましょう。

3 本人に話をさせる

 やりたくないことを人から命令されると、普通は抵抗感を示してしまいます。禁煙をすすめるにあたっては、「やらされる」という意識を持たせないように、本人が考え、選択して「禁煙してみよう」と言葉にするよう促します。そのためには相手の価値観を尊重することが重要です。
 相手に対していろいろ意見をいいたくなるところですが、ぐっと我慢して意見はせずに、話をよく聞くことが基本です。

それでは、13 の実践編をご紹介します。一度に禁煙まで導かなくても粘り強く接するヒントにしてください。

禁煙のすすめ1「家庭編」

喫煙者 30代男性(夫)、社会人になり吸い出し、1日1箱程度
非喫煙者 30代女性(妻)、1歳女児(サヤちゃん)
関係 家族
状況
結婚して子供が生まれてベランダ喫煙に。
夫の健康のため、子どもと自分への受動喫煙をなくすために禁煙を願っている。しかし、これまで禁煙に挑戦しても、しばらくすると喫煙を再開。夫が嫌がるため、禁煙を切り出せずにいる。

Step1:第三者の話題から話を進めてみる

:(夫が残業で遅く帰り、テレビをみながら食事が済んだ頃を見計らって切り出す)この前、タバコの話題をテレビでやっていたんだけど、受動喫煙って知ってる?[1]

:「知ってるよ。迷惑かけないように家ではベランダで吸っているし、会社では喫煙所で吸っている。路上喫煙もよくないよね。[2]

私たちのこと考えていてくれているんだって、嬉しく思ってたの。いつもありがとう!でもね、窓を閉めてベランダで吸っていても、煙がお部屋の中に少し入ってきちゃうんだって。調べた人がいるそうよ。[3]

:じゃあ、サヤもタバコの煙を吸っていたかもしれないのか?

:リビングの横がすぐベランダでしょう? だからサヤちゃんも吸い込んじゃってるかなって心配で。[4]

:そうか、それは気になるな。すぐにとはいかないけど、いつかは禁煙も考えないとな[5]

[1]話のきっかけがないときは「テレビで」「東京オリンピック」など第三者を使う。「受動喫煙って体に悪い」と意見するのではなく、本人に喫煙をどう考えているか話をさせる。いきなり喫煙の害を伝えても、抵抗感を高めるだけで、意欲につながらないことが多い

[2]受動喫煙の影響を考えていること本人から確認できた:3

[3]相手の思いを受け止めることは会話を続けるために大切。感謝の気持ちを愛情を込めて伝えながら1喫煙の影響に関する正しい情報を伝える

[4]動機付けは、自分の健康より他者への気持ちになることも

[5]禁煙の意志があることが確認できた

Step2:禁煙の話題を続けてみる

禁煙のこと考えてくれてたんだ、嬉しい。私ね、本当はパパの体のことが心配で、タバコをどう考えているのか、いつか聞こうと思っていたの。[6]

吸える場所も少なくなったし、受動喫煙も気にはなるし、体に悪いし、値段も上がる一方だし、いつかは止めないと、とは思っているけどまだ真剣に健康を考えなきゃいけない歳でもないし、もうちょっと先かな[7]

私たちの体にも悪いって考えてくれてたのは嬉しいな。いつかって、どんな感じ?[8]

:具体的にはまだだよ。禁煙するなんて一大事だし、お金もかかるし、なかなか踏ん切りがつかないなあ。[9]

踏ん切りがつかないし、お金もかかるって思っているんだ。そうだよね。でも意外と楽に安く禁煙できるらしいよ。実はちょっと調べてみたんだけど聞いてくれる?[10]

:う、うん。いいよ。

[6]愛情のサンドイッチ!1

[7]禁煙に対する考えを本人から言葉に出してもらう:3

[8]相手を思う気持ちと感謝を繰り返し伝えながら:1 、具体的な禁煙開始時期を尋ねてみる

[9]禁煙に対するハードルが確認できた

[10]相手の言葉を繰り返すと、話をちゃんと聞いていることを示せる。ハードルを下げる方法の提示

Step3:禁煙を働きかけてみる

病院だと保険で治療ができて、薬で楽に禁煙できるんですって。どう? パパ[11]

タバコでわざわざ病院っていうのも抵抗があるかな。平日は通えないし[12]

:パパとても忙しいから、病院は無理かもしれないと思って、もう一つ調べてみたら、薬局でも禁煙のガムとかで楽に止められる方法があるんだって。薬剤師さんとかが応援してくれるみたいなの。それなら少しは気が楽かな、なんて思って。どうかしら?[13]

:そこまで気にしてくれて嫌とはいいづらいけど、すぐにはなぁ。とりあえず機会があったら薬局に行ってみる[14]

:ああ、よかった。駄目っていわれるか、心配してたんだけど、薬局に行くっていってもらっただけでもすごく嬉しいな。パパ、ありがとう![15]

:いつかはやろうと思っていたから。まずは相談だけでも時間を見つけて行ってみるか[16]

[11]「安く」「楽に」できる方法を伝える:2

[12]第2のハードルとして病院は行きたくないことが判明

[13]病院よりも気軽に行ける薬局を提案。一人ではなくサポートしてくれる専門家がいることも伝えハードルを下げる:2 。「それならできるかも」という言葉を引き出す

[14]禁煙は本人がその気にならないと前に進まない。「禁煙してみようかな」「薬局(病院)に行ってみようかな」と、考えてもらうだけも大きな前進

[15]会話の最後まで愛情と感謝のサンドイッチ1

[16]これからの行動や決意を本人の口から言葉に出す。具体的な計画を本人が決めて話すことができれば大成功

禁煙のすすめ2「職場編」

喫煙者 50代男性(課長職、いわゆる中間管理職で会社の業績も芳しくなくストレスも多い。1日1箱以上の喫煙で喫煙歴も長い)
非喫煙者 30代女性(課長と職場の席が近く、タバコの臭いに困っている)
関係 上司と部下
状況
オフィスは完全禁煙だが、オフィスが入っているビルは分煙で、喫煙所が2箇所ある。社員約80名で、喫煙率が高く、特に管理職や役員の喫煙率が高い。

Step1:咳(相手を気遣う健康の話題)から始めてみる

部下課長、咳、大丈夫ですか? 最近ちょっと咳が多いので心配してたんですよ[1]

課長:そうか?あまり意識してなかったけど。タバコ吸ってると、痰がからむからね[2]

部下:痰がからむんですか。課長は1日何本くらい吸うんですか?[3]

課長1箱か2箱ぐらいかな[4]

部下:結構、吸うんですね[5]

課長:うーん、喫煙所で仕事の話をするから、ついつい長引いてタバコも増える[6]

[1]タバコによる咳や臭いは、話題にしやすいのでキッカケに。相手の健康を心配していることを示すと話しやすいし、受け入れてもらいやすい

[2]〜[6]すぐに答えることができる質問は会話が続きやすい。本人から喫煙状況を話してもらう3

Step2:禁煙の話題を続けてみる

部下:え~、喫煙所で長く話しているんですか?課長、少しよろしいですか。喫煙所ってものすごく危ないみたいなんですよ[7]

課長:喫煙所が危ない? 確かに、真っ白なときがあるけど

部下:喫煙所で大勢が一度にタバコを吸うと、タバコを吸って口に入る主流煙と、他の人のタバコの煙の副流煙とで、喫煙室の中はすごいことになっているらしいです。もしかしたら前に問題になった中国の大気汚染よりひどいかもしれないですよ[8]

課長:PM2.5だろ? それって工場なんかからでる化学物質で、タバコの煙とは全然違うんじゃないの?

部下:いいえ、タバコの煙にもPM2.5はたくさん入ってるそうです。北京の大気汚染が話題になったになったときでPM2.5が500とか700とかですが、喫煙室は700から800にもなるみたいですよ[9]

課長:へえ、それはなんだか危なそうだね

部下:あんなところで長い間いたら、課長のお体が心配です[10]

[7]相手の了承を得る言葉を入れると普段言いにくいことも話せる

[8]タバコの影響に関する情報を正しく伝える

[9]北京の大気汚染はニュースになってよく知られているため、PM2.5を例にすると害がイメージしやすい

[10]自分のためではなく、相手の健康を心配していることを伝えると、話を受け入れてもらいやすい:1

Step3:禁煙を働きかけてみる

課長:そうだよな~。この間も健康診断で本数を減らせといわれたんだけど、なかなか難しいからねぇ[11]

部下禁煙はなかなか難しいと思っているんですね。課長、いまはいいお薬があるから、そんなに禁煙も難しくないそうですよ[12]

課長:薬? 昔使ったことがあるけど、なかなか禁煙は続かないよ。2、3日は止められるんだけど、やっぱり吸っちゃったよ

部下すごい、課長。2、3日も止められたんですね。私の友達のお父さんが禁煙に成功しているんですけど、やっぱり最初が一番つらかったそうですよ。山を越えてしまえば、その後は1日1日楽になるそうなので、2、3日我慢できた課長ならあと少しの努力で禁煙できるかもしれませんね[13]

課長:そうかな?ちょっと自信ないなぁ

部下:今はお薬や専門家のサポートも受けられますし、私も課長の禁煙を応援します![14]

課長:じゃあ、ちょっと考えてみようかな。課のみんなで禁煙競争でもしてみるか[15]

部下すごいアイディア!さすが課長ですね[16]

課長:喫煙所で仕事の話も出来なくなるからな

部下:いいですね! 実は私、他の人の体も心配だし、臭いを気にされるお客様はいないかも心配[17]

課長:一応、消臭スプレーはやってるけど

部下:課長、気を遣ってたんですね。でも、吸わない人だとわかるかも

課長:そうなのか、吸わないお客様に嫌がられてたかもしれないな

部下課長が禁煙のことを、課のみんなを巻き込んで考えて頂けてすごく嬉しいです![18]

課長必ず禁煙するって約束はできないけど、やってみるよ[19]

部下:勇気を出してお話してよかったです

[11]本人が喫煙を気にしていることがわかる

[12]相手の言葉をそのまま繰り返すことで、話を聞いている姿勢が伝わる。安く、楽に、確実に禁煙できる方法があることを伝える:2

[13]相手ができたことをしっかりと褒める:1 。つらいのは一時的であることなど、禁煙しようとする人が予め知っておくと備えることができる。

[14]周囲も理解があることを伝え、「ちょっとやってみるのは、どんな感じでしょう」と相手に選択をゆだねて考えを聞く方が適切

[15]禁煙するときに仲間がいると始めやすい。仲間づくりは禁煙で推奨される方法の一つ。相手と一緒にオールを漕いで目的の島に行くイメージで

[16]相手の意思を尊重し褒める1

[17]タバコの臭いについては、喫煙者本人は気がつきにくいことや本人の実感より臭っていることもあるので、それとなく伝える

[18]タバコをやめさせようと思わずに、少しでも変わってもらえばいいかなという気持ちでアプローチ

[19]本人に話しをさせる3 。決意を言葉にすることができれば、実際に行動する力になる

からだ健康サイエンスホーム特集バックナンバー
このページの先頭へ
Copyright © Alinamin Pharmaceutical Co.,Ltd.All Rights Reserved.