アリナミン製薬の生薬・漢方薬事典

生薬図鑑

アリナミン製薬の漢方製剤や生薬製剤で使用している生薬一覧です。生薬の基源や効能、それぞれの生薬にまつわるこぼれ話などを詳しくご案内しています。個々の生薬について知りたいときなどにぜひご活用ください。

華麗で優雅な花姿

芍薬シャクヤク

ボタン科シャクヤクの根を乾燥したもの

植物の特徴

高さは約60cmあります。初夏になると、紅や白色などのボタンに似た花が咲きます。
生薬には、乾燥させた根を用います。

生育地

北朝鮮、中国東北部、シベリアの東部にかけて自生しています。 国内における薬用の栽培は、奈良県や北海道、長野県などでわずかに行われています。

成分組成

ベンゾイル基を含むモノテルペン配糖体のペオニフロリン、アルビフロリン、ベンゾイルペオニフロリン、タンニンなどが含まれています。

この生薬が含まれている漢方処方

  • 連珠飲(れんじゅいん)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 加味逍遥散(かみしょうようさん)
  • 温清飲(うんせいいん)
  • 四物湯(しもつとう)
  • 小建中湯(しょうけんちゅうとう)
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  • 桂枝湯(けいしとう)
  • 黄芩湯(おうごんとう)
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

など

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